カーバルスペースプログラムのDLCを買っただけで全然プレイしていなかったので2年ぶりくらいにプレイしてみました。
とりあえずDLCで追加された稼働パーツでヘリコプターを作ってみようと思ったのですが、作るのに思いのほか時間がかかったので、試行錯誤したことをまとめてみました。
内容としては、ロケットは作れるけどヘリコプターが上手く作れないというような人向けです。
目次
見本の機体を飛ばしてみる
実際にヘリコプターを作る前に見本の機体を観察して飛ばしてみました。
参考にできそうな機体は下の画像の「カーボダイン・ロートダイン」くらいだったのでこれをロードして飛ばしてみます。
アクショングループの確認
機体をロードしたらアクショングループを見て、どのボタンで何が操作できるのか確認しておきましょう。
カスタム01のボタンがメインローター2つと推進用のローター2つの起動ボタンに割り当てられています。
また、ヨー、前/後へ平行移動 、メインスロットのボタンに「コントローラー」が割り当てられています。
この「コントローラー」はDLCで追加されたもので、ボタンの入力と可動パーツの動きを連携させるものの様です。
グラフを使ってボタン入力時間に対する可動パーツの動きの変化量を設定できます。
この機体では以下の様に割り当てられています。
動きとしては以下のようになります。
・メインスロットの開き具合でメインローターのブレードの傾きが変化し、機体が上下します。
・前/後へ平行移動のボタンで推進用ローターのブレードの傾きが変化し、機体を前進させるための力の大きさが変わります。
・ヨーのボタンで2つのメインローターの回転速度が変わり機体が横回転します。
飛ばし方
アクショングループの確認をしたら早速飛ばしてみましょう。
この機体は見本だけあってかなり安定しているので割と簡単に飛ばせます。
手順は以下です。
①カスタム01のボタンを押して各部ローターを起動する。
②SASをONにする。
②スロットルを上げると機体が上昇します。
③方向転換はヨーボタン、前進は前/後へ平行移動のボタンです。
注意点として、前/後へ平行移動のボタンは前進の推力しか得られません。
ブレーキは無いので止める場合は推力を止めて自然に止まるのを待つか、機体を後ろに傾けて減速するかしかありません。
機体の作成
飛ばし方が分かったら今度は自分で機体を作ります。
機体構成
ということで、私の作った機体はこんな感じです。
メインローター:EM-32S標準ローター、ヘリコプターブレード タイプB
テールローター: EM-16S軽量ローター、プロペラブレード タイプB
操縦装置:プロボドボダイン QBE
姿勢制御:先進的インラインスタビライザー
電気機器: Z-400 リチャージブルバッテリー × 4、OX-STAT-XL 太陽電池パネル × 4
機体部分:先進的ノーズコーン タイプB × 2、構造用ボディ × 2、モジュラー構造セグメント × 2
ランディングギア部分:Mビーム 200 I型材 ポケットエディション × 3、EAS-4 ストラットコネクター × 4、グリップストリップGPS-156 × 2
「カーボダイン・ロートダイン」のような二重反転式ローターはローターを上手く設置する方法が分からなかったので今回はシングルローター方式の機体を作りました。
メインローターを右回りにしているので、メインローターを回転させると機体は左に回ります。これを抑えるため左に揚力が発生する様にテールローターを設置しています。
ヘリコプターブレードやプロペラブレードをタイプBにしているのは、タイプAでは安定しなかったからです。
ついでにメインローターもEM-16S軽量ローターだと飛ばなかったのでEM-32S標準ローターにしています。
電気機器系は割と適当に付けています。
少なすぎると飛行時間が短くなるので、重くなり過ぎない程度でお好みで何個か付ければ良いと思います。
メインローターの位置
機体作成時に一番注意するべき部分はメインローターの設置位置です。
必ず機体の重心の真上になるように設置してください。
ここがズレていると安定して飛行できません。
メインローターとテールローターのブレード設置時の注意点
ヘリコプターブレードやプロペラブレードを設置する際は設置向きに注意しましょう。
下の画像の様なブレードに模様が入っている側が上になります。
揚力はこの模様の面に側に発生します。
なので、メインローターに設置する際はこの模様が上になるように設置してください。
アクショングループとコントローラーの設定
機体を作ったらアクショングループとコントローラーの設定をしていきましょう。
ローター起動設定
まずアクショングループのカスタム01~10のどれかにローター2つを起動するアクションを追加します。
アクショングループの設定方法はスパナとハンマーのタグをクリックしてアクショングループの画面を出してから設定したいボタンを選択。
そのあとパーツを選択して、選択中のパーツから行いたいアクションを選択します。
ローターを起動するアクションは「モーターパワー切り替え」なのでメインローターとテールローターの「モーターパワー切り替え」をカスタム01~10のボタンのどれかに割り当てましょう。
コントローラーの設定
次にコントローラーの設定ですが、機体に設置したコントローラーを右クリックしてコントローラーのパネルを開きます。
このパネルの一番下のトラック・エディターを開きましょう。
トラック・エディターのパネルを開いたらパネルの右にあるアクショングループのボタンを押してアクショングループ画面を出します。
トラック・エディターからアクショングループ画面を出すとコントローラーが初めから選択された状態になっているので、この状態でメインローターのペリコプターブレードを左クリックで選択します。
「選択中のパーツ」欄にヘリコプターブレードの項目が表示されるのでその中の展開角度を選択してコントロールエディターに割り当てます。
下の画像の様にヘリコプターブレードの項目が追加されれば割り当て完了です。
ヘリコプターブレードの展開角度の項目を割り当てたら今度は展開角度の変化量を設定します。
トラック・エディターパネルのヘリコプターブレードの項目を選択すると項目欄が広がり線グラフを変更することが出来ます。
線グラフの変更方法はグラフの左端と右端の点を選択し、そのままドラッグ&ドロップするか、選択した後に右下の評価値欄の数値を直接入力することで可能です。
今回はこのグラフの評価値を左端を0、右端を8にします。
この0と8という値は、見本機体「カーボダイン・ロートダイン」のメインローターブレードのコントローラーの設定値を参考にしています。
ブレードの展開
最後にヘリコプターブレードとプロペラブレードのパネルからブレードを展開します。
このブレードの展開は忘れやすい作業なので注意しましょう。これをやらないとちゃんと飛んでくれません。
作成した機体の飛ばし方
基本的には見本機体「カーボダイン・ロートダイン」と飛ばし方は同じですが、前進の方法だけが違います。
私の作成した機体には前進用の推力が無いので、機体を前方に傾けることで前進します。
止まる場合は機体を後方に傾けます。
実際に飛ばした時の様子がこんな感じです。
KSPヘリ開発(バニラ)
— ヘケケ (@hekeke999) 2020年2月19日
ローター起動時に横回転するけど一応飛べるようになったかな。
もう少し安定して飛べるように出来ればいいんだけど。#KSP#KerbalSpaceProgram#カーバルスペースプログラム pic.twitter.com/RVg76hFSIY
あとがき
今回作成した機体はヘリコプター作成入門として作ったので、機能は最低限になっています。
なので、ローター起動時に回転したり、飛行中の安定感がなかったりといろいろ問題が残っています。
私も分かっていないことがまだたくさんありますが、この辺の問題が解決したらまた何かしら記事を書こうと思います。
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以上です。