Mun軌道で救出ミッションがあったので受けたのですが、救出船が帰還できない二次遭難の状況に陥りました。
これはその時の事故発生から救出まで記録です。
目次
第一次救出船打ち上げ前
ミッションコントロールセンターにて、ジーグイーザ・カーマンとルシィ・カーマンの救出依頼をそれぞれ受注。
どちらもMun軌道上を漂っているらしい。
第一次救出船打ち上げ
第一次救出船の開発
Munまで行ってある程度軌道を調整する必要がある為、Mun着陸を前提として開発した機体を改造して救出船とすることを決定。
ムンムン3号b型のサイエンスJr.をクルーキャビンに変え、着陸装備とRCS装備を外したd型を開発。
ムンムン3号b型の詳細はこちら。
d型はパイロット1名と他2名の搭乗が可能。
打ち上げ
パイロットにヴァレンティナ・カーマンを起用。
通常通り打ち上げ。
打ち上げより1分17秒後、1段目エンジン切り離し。
1分53秒後、2段目エンジン始動。
3分44秒後、2段目エンジン切り離し。
4分19秒後、カービン周回軌道到達。
24分07秒後、Mun軌道へ向けて加速開始。
24分53秒後、加速停止、Munへのホーマン遷移軌道への移行完了。
5時間15分19秒後、Mun近傍へ到達。 ※1
問題の発見
打ち上げから1日と1時間6分40秒後、Mun近傍にて減速を開始。
この段階でジーグイーザ、ルシィ両名がそれぞれ真逆の軌道面にいることを確認。
Munの北側から見下ろした時、ジーグイーザは外側の軌道を時計回りに周回、
ルシィは内側の軌道を反時計回りに周回していた。
問題発覚時、救出船はMunフライバイ軌道の近点の位置にあり、この位置からジーグイーザの軌道に入るのは難しいと判断したため、ルシィから救出することを決断。
1日と1時間6分53秒後、Mun周回軌道への移行完了。
1日と4時間6分00秒後、漂流者ルシィ・カーマンとのランデブーに成功。
1日と4時間10分13秒後、ルシィ・カーマンを収容。
周回方向の反転
ルシィ・カーマン収容後、ジーグイーザ・カーマンが周回している軌道への遷移方法検討。 ※2
この時検討した方法は、逆進方向へ一気に加速して周回方向を反転する方法と
順行方向と垂直の向きに加速して極軌道経由で徐々に軌道を傾ける方法の2点。
この時は何故か垂直方向へ加速した方が燃料消費が少ないと判断したため、垂直方向へ加速する方法を選択した。 ※3
打ち上げから1日と4時間12分35秒後、ジーグイーザの漂流軌道へ向けて軌道変更を開始。
2日と4時間1分38秒後、漂流者ジーグイーザ・カーマンとのランデブーに成功。
2日と4時間3分43秒後、ジーグイーザ・カーマンを収容。
遭難
打ち上げから2日と5時間24分30秒後、Mun周回軌道から離脱のため加速開始。
2日と5時間24分40秒後、Mun周回軌道から離脱のため加速終了。
この時点で帰還できないことが確定。
いつもはMunの北側から見下ろした時、反時計回りに周回していたが、今回は時計回りに周回していた為、Mun離脱時に当初想定していたよりも軌道が大きくなった。
これが燃料不足になった最大の原因と思われる。
4日と2時間57分43秒後、救出しやすくするために減速して軌道を調整。残りの燃料できる限り正円になるように軌道を調整。
以後、救出待ち。
第二次救出船の打ち上げ
第二次救出船の開発
第一次救出船として開発したムンムン3号d型に、プローブコアや中継アンテナなどを追加し無人で打ち上げできるようにしたムンムン3号e型を開発。
パイロット救出後、プローブコア部分を切り離して中継衛星として使用する予定。
打ち上げ
第一次救出船打ち上げから31日後、第二次救出船打ち上げ開始。
打ち上げは無人で実施。
第二次救出船の打ち上げまでに31日かかったのは、継続中のミッション(ミンムスのフライバイミッション)を一旦全て終わらせようとしたためです。 ※4
第二次救出船打ち上げから26分04秒後、第一次救出船の漂流軌道への遷移軌道に移行。
2時間20分41秒後、漂流している第一次救出船とのランデブーに向けて軌道修正開始。
救出
3時間13分07秒後、漂流している第一次救出船とのランデブーに成功。
3時間15分29秒後、パイロットのヴァレンティナ・カーマンがEVAにて第二次救出船に移乗。
その15秒後、プローブコア切り離し。 ※5
第二次救出船打ち上げから3時間20分28秒後、漂流している第一次救出船とのドッキングに成功。 ※6
第一次救出船打ち上げから31日と4時間09分54秒後のことになります。
ドッキング後、要救助者ジーグイーザ・カーマンとルシィ・カーマンを第二次救出船へ移乗。
帰還
第二次救出船打ち上げから3時間21分51秒後、帰還のため減速を開始。
3時間22分17秒後、第二次救出船の3段目エンジンとドッキングしていた第一次救出船を分離。 ※7
その後4段目エンジン始動し、さらに減速。
第二次救出船打ち上げから1日と13分47秒頃、大気圏突入。
第二次救出船打ち上げから1日と17分51秒頃、パラシュート展開。
第二次救出船打ち上げから1日と22分25秒、海上に着水。
これにて救出完了。
注釈
※1
ここで逆方向の軌道に入ってればギリギリ帰還できたかもと思っております。
※2
ここが実際のプレイで帰還・ミッション続行を判断する最終ポイントだったのかなと思っています。
ここで帰還してれば遭難しなかったでしょう。
※3
今にして思えば、逆進方向に加速して一気に方向転換した方が燃料消費は少なかったのではないかと思っています。
※4
第一次救出船打ち上げ時にはちょうどミンムス近傍を通過中でした。
こいつが帰還するのに31日ほどかかっています。
救出ミッション中にまた事故とか起きると怖いなと思ったので先に帰還させました。
※5
切り離したプローブコアは中継衛星として第一次救出船が漂流していた軌道を回っています。
※6
救出船2機ともRCSを搭載していなかったのですが、上手くドッキング出来ました。
自分でも驚きましたが、RCS無しでもドッキングできるものなんですね。
※7
デブリが残るのが嫌だったので、ドッキングしたまま大気圏までもっていくつもりでしたが、途中で諦めました。
今更1つくらい増えてもいいかって感じ。(←ダメなやつ)
あとがき
中止や撤退の判断って難しいですよね。
ゲームだからってのもあるんですが、今回の件も撤退の判断をすれば防げるポイントはいくつもあったんですが結局無理して漂流することになってしまいました。
ゲームでこれだけ難しいのに実際にそういう判断をする人は大変だろうなぁと改めて思ったりしました。
ということで、今回はここまでです。
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以上